永遠に君を


「宮杉。宮杉と食べるの」

「 … え?」

え? … って … は?

私は羚の後ろに居る人物を凝視する。

何で宮杉がここに居るわけ?
… これってマズいんじゃ … 。

「俺と一緒に食うの?」

ほら。
言わんこっちゃない。

今の話を聞かれてしまった以上

私は宮杉と昼食を食べないといけない。

「 … ん。食べるの」

まあ、今日一日ぐらいなら良いよね。

「宮杉、お昼だし中庭行こう」

「あ、うん」

ほぼ無理矢理、宮杉を連れ出して中庭へと

足を運んだ。


< 20 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop