永遠に君を


「男って損な生き物だな」

「そうね」

そして私達は他愛のない話をしながら

ファーストフード店に向かった。


「何食う?」

時間的に今は … 8時過ぎか。

あんまり食べるのも良くないから …

「アンタに任せる」

「人任せかよ」

「うん」

「はあ … 」っと溜め息を吐きながら雫は買いに行ってくれた。

何だかんだ言って雫も宮杉も優しいよね。

その優しさに縋りたくなるけど私は耐える。

っと、その時私の携帯が一定のリズムで光っていた。

何だろう?と思って私は携帯を開く。

するとそこにはメールが一件入っていた。

母親からだ。


< 48 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop