永遠に君を
雫がプレートを持って私をじっと見つめる。
全然気づかなかった … 。
「さっきから呼び掛けてたのに」
「ご、ごめん。」
「大丈夫?顔色悪いけど … 」
そんなに顔色悪いのか … 。
変な心配をかけないためにも、明るく振る舞わないと。
「うん、大丈夫よ。雫は?」
「え?あ、雫なら寝たんじゃない?」
えーっと、って言う事は今は宮杉かな?
「そかそか。おかえり宮杉」
「ただいま? 適当に買ってきたけど良かった?足りる?」
プレートを見るとジュースが二つとハンバーガーが五つ、それにポテトが二つ乗っていた。
ジュースとポテトの量は分かる。
ハンバーガーが五つもあるのは、なぜ?
「足りるけど、ハンバーガーの五つも要らなくない?」
「俺が食うの」