永遠に君を


「あれ?この子、誰 … ?」

と、男の人が。
雰囲気がどことなく宮杉に似てる。

髪の毛の色は落ち着いた茶髪だ。
ミルクティー色に近いかもしれない。

「あっ!!この子って女優の哀川蘭の娘!?」

と、女の人が大きな声で叫ぶようにして言った。
勿論この場に居たお客さん達もビックリしたような

顔で私を見たり、ヒソヒソと何かを話していたりした。

… 私は母親の職業も母親も嫌いなの。
女優なんて表では言ってるけど実際は

稼いだお金で遊んでるだけだ。


< 53 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop