永遠に君を


家事もろくにしない。
そんな母親だから私は大嫌いなの。

「あんなの母親じゃないわ」

「「「えっ … ? 」」」

その場に居た三人が声を上げる。
三人からの注目が凄いことは目を見なくても何となく

何となくだけどわかる気がした。

「私は母親が嫌いなのよ」

「なんでだ … ?」

男の人が不思議そうに聞いてくる。

「嫌いだからよ」


「そう、か … 。 ところで海は何してたんだ?」




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