永遠に君を


二人が買いに行ってる間は私と宮杉の

二人っきりと言うことになる。

さっきまでそうだったけど今は違う。

宮杉の知り合いが二人も居るわけだから
下手な会話は避けたいし、したくない。

「凪、食べないの?」

宮杉が首を傾げながら私に聞く。
… こいつは、本当に雫と似てない。

口調も優しいと思う。

「食べるよ」

ほぼ無言で食べていると二人が戻ってきた。

男の人は宮杉の隣に、
女の人は私の隣に腰を降ろす。

… 周りから見ればただの合コンでしょ、これ。



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