永遠に君を


そのまま私達は色々話をして
9時頃に解散と言う形になった。


「夜遅いけど大丈夫か?家まで歩いてだけど

みんなで送ってやろうか?」

「大丈夫です」

空さんの申し出を丁重にお断りした。
どっちにしろ、帰らないつもりだったし。

「世の中物騒だし送る」

「いえ、ほんとに大丈夫です

家に帰らないつもりなので」

帰りたくないし母親の顔も見たくない。

「じゃあ、俺らの家に泊まりな?

俺は陽の家に泊まるから」

いやいや、待って待って。
確かに雫に「泊めて」とは言ったけど

空さんが陽さんの家に泊まるなんて私が追い出してるみたいだし。

さすがに家主が居ないのは非常に困る。

宮杉が居るけど、空さんがお兄さんだし。

「悪いですから大丈夫ですよ」

「海、ちゃんと連れてけよ?」



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