永遠に君を
お泊まり
「 … 何これ」
私の目の前にあるのは大きな家。
そして隣には首を傾げる宮杉。
あれから歩いて、宮杉の家に来たのだけれど
まさか、ここが宮杉の … ?
いや、まさか。
どこからどう見てもこの家は大きすぎる。
もしかして宮杉ってお坊っちゃま?
… 全っ然見えないけど、うん。
「何って … 俺の家」
ですよね。
そりゃ、目の前で止まってるもん。
もしこの家が宮杉のじゃなかったら
なぜ止まった?って聞いてる。
「汚くて狭いけど、どうぞ」
「お、お邪魔します … 」
入って気づく。
なんか、部屋多そう。
絶対 何個か余るでしょ … この広さだと。
見た目では三階建てぐらいありそうだった。
… こんな家に居候しても良いのだろうか。
私って場違いじゃない?
執事とかメイドさんとか居てもおかしくない家だって、このレベルは。