永遠に君を


-海side-


今日は高校の入学式だ。

元々、男子校だったこの学校。

まあ 当然女子は少ないだろうな。

俺は別に女子に興味は無いけど

学校には興味がある。

桜が満開に咲いている通学路で一人の女子が歩いていた。

長くて漆黒の髪色だった。

人を近づけないオーラを放っていた彼女。

後ろを歩いている俺にでも分かった。

だからと言って彼女が気になるわけでもないのは確かだ。



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