永遠に君を


深く考えないまま俺は彼女の横を通りすぎた。

その瞬間、「期待なんてしないけどね」と聞こえた。

辺りを見渡してみたが周りには俺と彼女しか居ない。

後ろの方に男子がふざけながら歩いていたり

女子が楽しそうに話しながら歩いているだけ。

やっぱり、今のは彼女が言ったのか。

入学式なのに楽しそうじゃないな。

なんて思いながら俺は気にしないまま
自分の下駄箱を探す。


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