愛を伝えよう
チャイムと同時に席を立つ
カバンを持つ手が掴まれた




振り向かなくても 誰だかわかる




「来い!」




腕を引っ張られて 抵抗できない




「あ・ の~」




恐る恐る声を掛けるけど 小さ過ぎる声
全然聞こえてない




下駄箱で手を離され ほっとするのも束の間
早く靴に履き替えろと言う視線




ゆっくり履き替えると 荒々しく上靴を下駄箱にしまわれた
かなり怒ってる?





< 63 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop