初恋が実るとき・前編~あの夏を忘れない~
『たすけ・・・!たすけて!』
浅いと思っていた川で
子供のあたしは足を取られ溺れた
もがいてももがいても
足が地面に着かなくて
『・・にちゃ・・・!お兄ちゃん!』
叫ぶたびに
口から水が入ってくる
もがき疲れて意識が朦朧としたとき
「ゆうかちゃん!!」
いきなり腕をつかまれた
目の前には『おにいちゃん』の顔があった
『お兄ちゃん!お兄ちゃん!!』
あたしは安心して大泣きしてしまったんだ
そんなあたしをぎゅっと抱きしめて
川岸まで運んでくれた
川岸までたどり着いた後も
おにいちゃんにしがみついて
号泣するあたしの頭を
『大丈夫だよ、ゆうかちゃん、大丈夫』
そういって頭を撫でてくれた
『ゆうかちゃんに何かあったら、僕が助けるから』
(おにいちゃん・・・)
思い出した・・・・
浅いと思っていた川で
子供のあたしは足を取られ溺れた
もがいてももがいても
足が地面に着かなくて
『・・にちゃ・・・!お兄ちゃん!』
叫ぶたびに
口から水が入ってくる
もがき疲れて意識が朦朧としたとき
「ゆうかちゃん!!」
いきなり腕をつかまれた
目の前には『おにいちゃん』の顔があった
『お兄ちゃん!お兄ちゃん!!』
あたしは安心して大泣きしてしまったんだ
そんなあたしをぎゅっと抱きしめて
川岸まで運んでくれた
川岸までたどり着いた後も
おにいちゃんにしがみついて
号泣するあたしの頭を
『大丈夫だよ、ゆうかちゃん、大丈夫』
そういって頭を撫でてくれた
『ゆうかちゃんに何かあったら、僕が助けるから』
(おにいちゃん・・・)
思い出した・・・・