初恋が実るとき・前編~あの夏を忘れない~
『ゆ・・・』

誰?
誰かが呼んでる・・・・




『ゆう・・・』

お父さん??




『ゆうかちゃん!!』

・・・・・・・





「優香ちゃん!?気が付いた!?」

その声に吸い寄せられるように
目の前が開けた


気が付くと
真っ白な部屋のベットの上だった
おばあちゃんが泣きながらあたしを呼んでる



身体が動かない・・・・



あたし・・・・
どうしたんだっけ??



「おばあちゃん?」



「優香、大丈夫!?」
あれ
お母さんまでいる



そうだ
あたし車にはねられて・・・


真っ白な白衣を着た医者が
「もう大丈夫でしょう
何かあったらすぐに呼んでください」といい


病室を出て行った




どうやらあたし
事故にあって救急車でこの病院に運ばれたらしい






あたし
初めて救急車乗っちゃったよ

記憶はないけどね




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