second story
まさかのエントリー
「うそ…何これ」
学園祭を間近に控え、校内の至るところで準備が
進められている中、サヤカと帰ろうとしていた時に
あたしは信じられない物を見つけた。
「カナ、エントリーされてるね…」
昇降口の壁に貼られた、今年のミスコン候補リスト
その中に何故かあたしの名前が書かれていた。
「もー、何で?誰が推薦したのっ?」
「まあまあ、最後の思い出作りと思って
参加してみたらいいんじゃない?」
サヤカがいたずらっ子のように笑う
「他人事だと思って…
あ、でも多分あたしは予選落ちだな。
ほら、本選に進めるの3人だけだって」
候補者は10人、つまり70%の確率で
あたしは選ばれずに済む
「1次審査結果出るのは明後日だって。
まだPRの話すら来てないのにアバウトだね」
「そりゃ最初は外見メインの投票でしょ。
本格的に取材とかされるのは、その後だよ」
「…なんか、最低。男子って何考えてんだろ」
「それってナオキさんの事も含まれてるのかなー?」
「彼は特別なの!うちの男子と違って、ガキじゃないもん」
「はいはい、なら尚更その特別な人の為に頑張らないと。
彼女がミスコンだったら彼氏としても鼻が高いよ」
「うぅ…そこ突かれると何も言えない」
学園祭を間近に控え、校内の至るところで準備が
進められている中、サヤカと帰ろうとしていた時に
あたしは信じられない物を見つけた。
「カナ、エントリーされてるね…」
昇降口の壁に貼られた、今年のミスコン候補リスト
その中に何故かあたしの名前が書かれていた。
「もー、何で?誰が推薦したのっ?」
「まあまあ、最後の思い出作りと思って
参加してみたらいいんじゃない?」
サヤカがいたずらっ子のように笑う
「他人事だと思って…
あ、でも多分あたしは予選落ちだな。
ほら、本選に進めるの3人だけだって」
候補者は10人、つまり70%の確率で
あたしは選ばれずに済む
「1次審査結果出るのは明後日だって。
まだPRの話すら来てないのにアバウトだね」
「そりゃ最初は外見メインの投票でしょ。
本格的に取材とかされるのは、その後だよ」
「…なんか、最低。男子って何考えてんだろ」
「それってナオキさんの事も含まれてるのかなー?」
「彼は特別なの!うちの男子と違って、ガキじゃないもん」
「はいはい、なら尚更その特別な人の為に頑張らないと。
彼女がミスコンだったら彼氏としても鼻が高いよ」
「うぅ…そこ突かれると何も言えない」