second story
…本選に残っちゃった。

上位3人中、あたしはまさかの2位。

10人もいて上から2番目になるなんて

うちの学校の男子はどうかしてる。

「やったねカナ、あとは浮動票次第で優勝も夢じゃないよ」

サヤカが励ましてくれたけど

「うーん…やっぱり気が乗らないなぁ」

「どーして?今のままでも準優勝ほぼ確定なのに」

マイが首をかしげる。

「だってあたし、別に男の子の気を惹きたいわけじゃないし…」

「すいません高崎さん、ちょっとインタビューいいですか?」

実行委員の人に突然声を掛けられる。

「あ、はい…」

「予選では2位となりましたが、何か感想は?」

「想像すらしてなかったです。予選落ちだと思ってましたから」

「ふむふむ。では好きなタイプの男性は?」

「タイプ…そうですね、優しい人が好きです」

「なるほど、特技は何かありますか?」

「うーん…思いつかないです、ごめんなさい」

「分かりました、ご協力ありがとうございます。

あと、良かったらこちらのアンケートにも回答お願いします」

実行委員さんからアンケート用紙を受け取る。

これも審査のうちに含まれるのかな??

あとでまた見てみよっと
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