second story
「かんぱーい」
グラスを合わせ、3人は女子会を始めた。
「あ、それあたしが狙ってたのにぃ」
「早い者勝ちだよー、って
サヤカ、それ取らないでよぉ」
まずは食い気に始まり
「でも○○先生、マジむかつくよね。
こないだなんかiPod没収されて…」
「私なんか携帯だよ。
家族と連絡取れないからって
返してもらったけど」
互いの愚痴に続き
「ちょっと、マイ引っつきすぎだって」
「だって怖いんだもん。
きゃー、今何か出た」
ホラー映画に興じる
「やっと終わったね。あー怖かった」
「これからどうする?
まだ眠くないよね?」
「ではこれから抜き打ち検査しまーす。
マイ、そっちの引き出し開けてみて」
「らじゃー、ここには何が入ってるのかなー?」
「ちょ、ちょっと…
やめてよぉ、マイ」
「あ、プリクラ帳はっけーん。
うわ、こん時の私、すっぴんだぁ」
「どれどれ?あーこれ懐かしいな。
修旅で撮ったやつだ」
ふと、3人の視線が
1枚のプリクラに釘付けになる。
そこには、カナとナオキが初めて2人で撮った
プリクラが貼られていた
「……」
押し黙る3人だったが
何かに気付いたサヤカが
口を開く
「あ、明日でカナ3ヶ月記念日だよ。
デートしてきたら?」
「え…でも」
「退院してからあまり会ってないでしょ?
折角のチャンスだよ」
「うん…」
サヤカに強く説得され
カナは記憶を無くして以来初めての
デートをする事を決意した
グラスを合わせ、3人は女子会を始めた。
「あ、それあたしが狙ってたのにぃ」
「早い者勝ちだよー、って
サヤカ、それ取らないでよぉ」
まずは食い気に始まり
「でも○○先生、マジむかつくよね。
こないだなんかiPod没収されて…」
「私なんか携帯だよ。
家族と連絡取れないからって
返してもらったけど」
互いの愚痴に続き
「ちょっと、マイ引っつきすぎだって」
「だって怖いんだもん。
きゃー、今何か出た」
ホラー映画に興じる
「やっと終わったね。あー怖かった」
「これからどうする?
まだ眠くないよね?」
「ではこれから抜き打ち検査しまーす。
マイ、そっちの引き出し開けてみて」
「らじゃー、ここには何が入ってるのかなー?」
「ちょ、ちょっと…
やめてよぉ、マイ」
「あ、プリクラ帳はっけーん。
うわ、こん時の私、すっぴんだぁ」
「どれどれ?あーこれ懐かしいな。
修旅で撮ったやつだ」
ふと、3人の視線が
1枚のプリクラに釘付けになる。
そこには、カナとナオキが初めて2人で撮った
プリクラが貼られていた
「……」
押し黙る3人だったが
何かに気付いたサヤカが
口を開く
「あ、明日でカナ3ヶ月記念日だよ。
デートしてきたら?」
「え…でも」
「退院してからあまり会ってないでしょ?
折角のチャンスだよ」
「うん…」
サヤカに強く説得され
カナは記憶を無くして以来初めての
デートをする事を決意した