second story
「久しぶり。もう腕のケガは大丈夫?」

「あ、はい。すっかり良くなりました」

「良かった、でも公園でいいの?

行きたいとこあるなら連れてくよ」

「今日はナオキさんと色々お話がしたくって。

あの…今日って3ヶ月記念日、なんですよね?」

「ああ、それで誘ってくれたんだ。ありがとね」

「いえ…記憶がないから

正直、実感出来ないんですけど…ごめんなさい」

「気にする事ないよ。何のおしゃべりする?」

「んと…あたしとナオキさんが付き合う事になった

きっかけとか教えてくれませんか?」

「きっかけかぁ…付き合う前ね、色々あって

カナちゃんが俺の目の前で泣いたんだ」

「あたし、が?」

「うん。それでその後

俺はカナちゃんの事が好きなんだって気付いて、

告白した。それが始まりかな」

「そうなんだ…」

その時、若い女性がペットを連れて

散歩をしているのが2人の視界に入る
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