ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?

やっぱり・・・

うーん。

わたしは掃除機をかけながら悩んでいた。


それにしても、昨日の夜は幸せだった。

好きな人と一緒に眠るのってあんなに幸せなんだ。

腕枕もしてもらっちゃったし。


「おい、ひより。顔赤いぞ。熱でもあるのか?」

何かをやっている竜我が不安そうにわたしに尋ねてくる。


もしかしてわたし昨日のこと思い出して顔赤くなっちゃったの!?


は、恥ずかしい・・・。

「だ、大丈夫だよ!今日、暑いね~」

顔のそばで手をパタパタと扇ぐ。


「今、10月だけどな」


シレっとわたしの言い訳を崩す竜我。


わたしは引き続き掃除をした。


頭では明日のことを考えながら。


一日、そのことしか頭に無かったから気づけばベッドの中だった。


やけに寂しいベッド。

竜我の温もりがない。


・・・・・・・・・あっ!!


そうだ!

決ーめた!

明日のデート。
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