ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
「ひより、俺やってもらいたいことあるんだけど」

竜我がわたしに言ってきた。

え!?

竜我がわたしにお願い事!!?

「な、なんでございましょうかっ!?」

おかしな日本語になったことは気にしないでおこう。

わたしにできる限りのことは精一杯やろう!

日ごろの感謝を込めてね。



「膝枕。しろよ」


ん?

今なんと?

ヒザマクラシロヨ。

膝枕とは、あの噂の男の子が女の子の膝の上で寝ころぶというやつですよね。


「なに?出来ないんだ」

そんな責めるような目で見なくてもいいんじゃないかしら。

わたしはしぶしぶ竜我に膝を差し出す。

そこに竜我の頭がのる。


は、恥ずかしい・・・。

「ふっ。顔真っ赤」

わたしを見て言う竜我。


「だ、だって・・・恥ずかしいよ」


わたしがそう言うと竜我は少し体を起こして・・・わたしにキスをした。


「じゃあ、俺寝るから」

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