ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
小刻みに震える体。

その震えを止めるかのように竜我は力強くわたしを抱きしめている。

そして顔をあげてニヤッと笑った。


「離れたいって言っても離さねぇよ」


いつもの竜我だ。

「わたしも、竜我のこと離してあげない」


そう言いながらわたしは竜我に抱きついた。

竜我はわたしの頭を撫でてくれている。

好きだなぁ。竜我に頭撫でられるの。

いつもわたしの頭を優しく撫でてくれる。この時間が大好き。


「腹、大丈夫か?」

「あー・・・うん。だい「じょうぶ。とは言わせない」


竜我がわたしの言葉をさえぎって言った。


正直・・・ものすごーーーく痛い!

前のとは比べ物にならないくらい痛いよ!

でも、もう竜我に悲しい顔はさせたくない。


「ちゃんと病院行けよな」

不安そうな顔でいう竜我。

「うん」

そんな竜我にわたしは素直に頷く。

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