ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
は?

なんでだ?

「竜我は心配じゃねーの?ひよりちゃんのこと」

心配だけど。

「お前ら、誰に心配してんだ?」

いねーだろ。彼女。

「俺、遥ちゃんがすごくすごく心配だ」

「俺は美玲ちゃん」


あぁ。なるほどな。

「絶対航太に狙われる」

頭を抱えながら言う春。

航太は春とよく性格が似ていた。この二人も女の好みがにていたし、修馬と準も似ていた。

見事に三人同じような性格なんだよな。


「でも、付き合ってすらねーしな俺たち」

自嘲的な笑いで言う修馬。


「いいなー、竜我は!ひよりちゃんと付き合えて!」

頬を膨らましながら言う春。

春を無視して俺は修馬に尋ねた。


「いつ帰ってきたんだ?亮人たちは。」

「先週ぐらいだって。今、学校のこととかいろいろしてんじゃねーの?」


「どこの学校だろうな」

「ここじゃないことを俺は祈るよ」

苦笑いで言う修馬。
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