ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
「どういうこと?」


お姉さんになにをされたらそんな金髪になるの?

「姉貴が美容師でさ、俺の頭で試させてくれって言われたんだよ。予定では茶髪になるはずだったんだけど、なんかの調合を間違えたとかで」


で、金髪になったと。

なんてこった。

「戻さないの?」


実を言うとずっと思ってたこと。

竜我はすごく短髪で中は黒いんだけど表は金色の髪。

かっこいいとは思うけどわたしは金髪よりもアッシュのほうが似合うと思うんだ。


「嫌か?金髪」

「うーん。金髪より、アッシュのほうが似合うと思うんだ」


率直に言うと竜我はコクっと頷いた。

「今度直しに行ってくるわ」


えっ!?わたしの意見を聞いてくれるのですか?


「いいの?わたしの意見をそんな・・・」


不安になって聞くと竜我は食べていた唐揚げを飲み込んでこう言った。


「お前がそっちのほうがいいっていうんだったら俺はそっちにするよ」


え。なにそれ。

胸キュンなんですけど・・・。

わたしを殺す気ですかーーー!!?
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