ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
「はい。」

余り物だけど。

わたし、実は料理は得意だったりしちゃうんだなぁ~。

「いただきます。」

そう言って鬼瀬君は、料理を食べ始めた。


どうっ?どうっ!?

おいしい!?

「うまい。」

全身の力が抜けて、椅子にもたれ掛かった。

「よかったぁ。」

それからわたし達は何を話すわけでもなく、ただ黙々とご飯を食べた。



「ごちそうさまでした。」

鬼瀬君は手を合わせて礼儀正しく言った。

意外と、良い人なのかも・・・。

そんなことを考えながら、食器を洗っていると鬼瀬君がわたしに話し掛けてきた。

「なぁ。あんたって付き合ってるやつとかっていんの?」

は・・・?

なにこの人。

会って数時間足らずでそんなこと聞く?

前言撤回!!!

「いないけど・・・。どうしてそんなこと聞くの?」

でも、鬼瀬君に怒る勇気なんてわたしにはなくて・・・。

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