ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
はい。と返事をしてわたしは階段を降りていった。



「いただきます。」

鬼瀬君がそう言ってご飯を食べ始めた。

「うまい。」

よかった。

黙々とご飯を食べていると鬼瀬君が口を開いた。

「で、なんで選べるんだ?」

あぁ。わすれてた。

「う~ん。小さい頃から料理をつくるのは得意だったんだけどね。
ある日、お母さんが風邪引いちゃって、わたしが朝ご飯つくったの。
そしたらね、自分の気分でご飯かパンか選べるんだもん。びっくりしっちゃった。
それからはわたしが作るときにはみんなに聞くようにしてるの。」

「へぇ。だからか」

「うん。驚いた??」

「かなり」

まぁね。

結構面倒くさいしね。

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