ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
そう言って入ってきたのは、浜岡君と井口君。

その後ろからは。

「竜我・・・。」

片平さんが目をまん丸にして言う。

そしてわたしの髪をパッと離した。

「何してんのって聞いただろ」

鬼瀬君が片平さんに詰め寄る。

「姫岡さんの髪にごみが付いてたから・・・」

しどろもどろに片平さんは言う。

その様子を見て鬼瀬君は片平さんを睨んだ。

「ふぅん。まぁ、俺とこいつの事でなに思ってんのか知んねぇけど、俺とこいつなんも関係ないから。」


え?

関係ない。

胸が痛んだ。

まるで、全く他人のように言われたのが嫌だった。

「わ、わかってるよ。じゃ、じゃあね。」

そう言って片平さんは出て行った。
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