ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
「ちょっと!なにしてるの!?」

「痛いんだろ。」

痛いけど。

なんかもうちょっとあるでしょ!

お姫様抱っこなんて初めてしてもらった・・・。

幸い、授業中らしく廊下には誰もいなかった。

それにしても恥ずかしすぎる・・・。

顔が見れない・・・。

早く保健室着いてーー。


やっと着いた。

あれ?先生いない。

とりあえず鬼瀬君はわたしをベットに寝かせてくれた。

「ありがとう」

お礼を言うと鬼瀬君はわたしを睨んだ。

えっ。

なんで!?

どうしてよ!!?

「悪かったな。」

え・・・?

「どうして謝るの?」

わたし、鬼瀬君に嫌なことされてないよ?

「俺のせいだろ。殴られたのだって」

そう言ってわたしの手を握った。

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