ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
わたしはなぜ今屋上にいるのか。

そしてなぜ、玲ちゃんと遥の前で正座をしているのか。


「まぁ、なんとなくは分かったけど」

遥が頷く。

「片平のやつ」

玲ちゃんが鋭い目つきで言った。

わたしは遥に怒鳴られて、みんなに笑われて、そして屋上で今まであったことを全て話していた。


「で、お腹大丈夫なの?」

玲ちゃんが心配そうに聞いてくる。


みんな優しいなぁ。

「大丈夫だよー」

笑って言うと遥が目を吊り上げてわたしを見た。

「あんたが大丈夫って言うときは大丈夫じゃないのよ!!」

隣で玲ちゃんがコクコクと頷く。

それさっきも言われた気がするなぁ。


「痛いんでしょ?怖かったんでしょ?」

遥が優しい声でわたしに聞いてきた。


そのとたんに、何かが切れた。

「こわ、こわかったぁ・・・」

わたしはその場で泣いた。

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