ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
「おまえ、テストやばいぞ」

淡々と言う竜我。

そうなんだよねぇ、特に数学がねー。

でもね、嫌いなものは嫌いなんだよ。

そんな風に開き直ってみる。

そんなのは、竜我通用するわけがなくて・・・。


「おまえ、赤点取る気満々だろ」

「そんなことないよ!」

赤点は嫌だよ!!


「じゃあ、数学で75点以上取ったら・・・」

そう言って竜我は口を閉じた。

「なに?」

首を傾げながら聞くと竜我は真っ赤な顔でこう言った。

「どこか、行くか?」

わたし今すごく叫びたい。

だって、竜我からそんな・・・。

「うん!!行く!!」

これってつまりはデートですか!!?

そんなの、ちょっと厳しい75点だって竜我とデートだったら取れちゃいますよ!!

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