ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
キスっっ!!?


「そっ、そんなの、出来ないよ・・・」

何を言っちゃってるの!?

わたしがそう言うと玲ちゃんと遥は目をこれでもかっていうほど大きく見開いた。

「鬼瀬・・・。哀れな鬼瀬・・・。」

玲ちゃんはなぜか竜我を哀れんでいる。

どうしてだろうか?

やっぱり、わたしがぶさいくだから?!

そんなことを考えていると遥がため息をついた。

「まぁ、ゆっくりでいいんじゃない。どうなっても、あいつがひよりを嫌うなんて事ないからさ。」

そう言って遥は微笑んだ。

でも、その顔がわたしにはすこし、曇って見えた。

◆◆◆

「ひよりちゃんてバカだったんだね。」

「意外だよね。そこまでバカだったなんて。」


うぅ・・・。

そんなにバカバカ言わないでよぉ・・・。

さっきから、わたしにバカバカ言っているのは浜岡君と井口君。

わたしだって知らなかったよ。

みんながこんなに頭がいいってこと!!!!


なんなのもう!?

神様、不公平すぎない!!?

ぶさいくなわたしに少しぐらい勉強の才能くれたって良かったんじゃない!?

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