ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
いよいよやってきたよ。

テスト返却の日・・・!!!

「赤城!」

先生が順番にテストを返している。

だんだんわたしに近づいてくる。

みんなの顔がいろいろ変わっている。

それにつれて先生も。

「姫岡。」

わたしだけ、「!」がない・・・。

血がすっごい流れてる。首のところがドクドクいってる。

教卓まできた。

先生がわたしと答案用紙を交互に見る。

先生がわたしに答案用紙をくれた。

今度はわたしが先生と答案用紙を交互に見る。

嘘。嘘だ。




「94てん・・・?」

わたしの答案用紙には赤ペンで大きく94と書かれていた。

「よくがんばったな。」

はげた頭を光らして先生が微笑む。


「先生!!ありがとう!!!」

ここまで先生に感謝したのは初めてだ。

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