ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
「どうだったの?」

玲ちゃんがと遥が不安そうにわたしを見た。

わたしは満面の笑みで、解答用紙を見せた。

「うわっ!!すごいじゃん!!!」

玲ちゃんも笑って言ってくれる。

「これでデートだね」

と笑って遥が言う。

そうなの!!

どうしよう。

94点なんて初めてとった・・・。

竜我、なんて言うだろう。

「どこ行くの?デート」

玲ちゃんがわたしを見つめて聞いてくる。

それなんだよ。問題は。

別に、どこに行きたいっていうのはないんだよね。

「どこに行ったらいいんだろう?」

なんて言ったって、竜我はわたしの初めての彼氏。

モテないわたしはデートにも行ったことがない。

やっぱり定番の、遊園地とか?

「そっかぁ。ひよりそういう経験ないもんね。」

玲ちゃんが憐れむような目でわたしを見てくる。

「初彼氏、だもんね」

遥が微笑んで言った。
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