ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
そう言って竜我はわたしの頭に手を置いた。

「心配させて悪かったな」

そんなことは別にいいんだけど・・・。

血がさ・・・。

衝撃的すぎて・・・。


わたし、血見るのちょっと苦手なんだよね。


「それより、テストどうだったんだ?」

ソファーに座った竜我がわたしに聞いてきた。

待ってました!!!

「てってれー」

そう言ってわたしは竜我にテストを見せた。

「94点」

どうだっ!見たかわたしの本気!!

「すげーな。じゃぁ、今度の日曜、どこ行くか決めとけよ。」

笑顔で竜我が言った。

「あ、その事なんだけどね。竜我はどこ行きたいとかある?」

は?と不思議な顔をする竜我。

「お前の行きたいとこいくんだけど。」

いや、まぁ、そうなんですけどね。

「あんまりピンとくるのがなくて・・・。」

なんだそれ。とでも言いたそうな顔をする竜我。

「まだ時間あるし、それまでに決めろよ」

そう言う竜我にわたしはコクリと頷いた。

「じゃ、俺風呂入ってくるな」

そう言うとお風呂場に入って行った。
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