ヤンキー君とまさかまさかの同居!!?
そんなことを考えていると、しかも我慢していると、

ひよりが俺の胸におでこをくっつけてきた。

しかも笑顔で。

なにこれ・・・。

拷問ですか?

やばい、キスしたい。

「ひより」

俺がそうよぶとひよりは「ん?」と言って俺を見上げた。

その顔が俺の理性をまた崩した。


上を向いたひよりの顔に自分の顔を近づける。


そして俺の唇をひよりのそれに重ねた。

ほんの一瞬だった。すこし触れただけだった。

今までしてきたものと比べ物にならないくらいお子様のキスだった。

でも、今までしてきたものと比べ物にならないくらい・・・幸せだった。


目をまん丸にして驚くひより。

あ、嫌だったか。

「悪い。嫌だったか?」

俺がそう聞くとひよりはまた俺の胸に自分のおでこをくっつけた。

そしてこう言ったんだ。

「嫌じゃないよ。すごくうれしい」


俺、今幸せすぎて死ねる。

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