顔の知らない大好きな貴方へ
「ねーねーねー!」


「は、はい!」


「今日の放課後ちょっと遊びいかない?」



女子の悲鳴(←嬉しいときの)であまりよく聞こえなかったけど、雄二はそう言ってたんだと思う。わざわざ違うクラスに来て私を呼んでくれるのは嬉しい・・・けど女子の目線が怖い。



「あ。うん。いいよ!」


雄二はやっぱりオーラがあるから、女子にもてるのは当然ってかんじがする。耳には十字架のピアス。学ランの中には赤いTシャツをきて学ランの袖は二回くらいまくって中の赤いTシャツがわざと見えるようにしている。靴は色とりどりのひもをつけて髪の毛はワックスで無造作に遊ばせている。そして今日も赤い髪。



「じゃ。きまりね!拓もくるから。よろしくね。」


そういってにこっと可愛い笑顔を見せて教室をとにした。可愛い系男子ってほんとに存在したんだとジャニーズ並の男子がこの学校にいたことに改めて感謝してみる。




っていうか、どこいくのかきいてない!!!!



あと私と拓と雄二の三人?え?うそでしょ?えええええええ!!!




そんなイケメン二人に挟まれたらどうしよ。たぶん。気絶確定。



ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおお







何着てこうかな。どんなメイクしようかな。つけまは?カラコンは?



もう時間なさすぎ!!!




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