夏恋~あなたがくれた1 つのドラマ~

新しい教室に入ると、あたしと美咲を除いたクラスの女の子達から大きな黄色い声が上がる。


この黄色い声に向けられたのは、もちろん隼斗と優馬。


隼斗と優馬は顔は普通に見たら、イケメンだし成績優秀でスポーツ万能、高身長で性格も優しい、まさに完璧でまるでおとぎ話に出てくる王子様みたい。

でも欠点は、隼斗が口が悪くて短気、優馬はナルシストで女好き。

これだけ朝から女の子達にも騒がれてるし、かなりモテるんだけど、2人とも、何故か彼女を作らない。

何でだろ?あれだけモテるんだから、可愛いあ選び放題だし、その中から恋出来ると思うんだけどな。


まあ、いいや。



朝から沢山の女の子達の黄色い声を沢山浴びた隼斗はウザそうに、優馬は女の子達に精一杯あ笑顔を振りまく。


あ、そういえばあたし、始業式でなんか高2代表スピーチしなきゃいけないんだった。

今日、原稿持って来てて良かった。

あとちょっとの時間、最後の練習しなきゃ!!
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