砂漠の舟 ―狂王の花嫁―(第二部)
そのまま、サクルはリーンの片脚を持ち上げ、口づけた。膝の内側からふくらはぎの柔らかい部分に舌を這わせ、強く吸い上げる。
「ここも感じるのであろう? 正直に申せ」
「そ、そんなことは……」
「嘘をついてもすぐにバレるぞ。その証拠に、お前の中がヒクついておる」
サクルはことさら淫靡的に、リーンの耳元で囁いた。蜜窟の奥の襞がサクルを逃すまいと蠢く。彼はほんの少し眉を顰め、浅く呼吸を始めた。
それは、同じ興奮を分かち合っている証拠だった。
「サクルさま……愛しております」
「わかっている」
リーンは自分に向かって屈み込み、すぐそばにいるサクルの頬に手を添えた。
「お願いが……あ、あぁっ……あります」
持ち上げたリーンの脚をサクルは自分の肩に乗せ、再び律動を始めた。
少しは離れたが、まだ充分にサクルの顔に手が届く距離だ。
リーンは必死で手を伸ばし、
「サ……クルさま……嘘で構いません。どうか……愛していると言ってください」
「……」
サクルは無言で突き上げる。
「お願いです……私のことが少しでも好きなら……一度だけでいいのです、愛している、と」
「ここも感じるのであろう? 正直に申せ」
「そ、そんなことは……」
「嘘をついてもすぐにバレるぞ。その証拠に、お前の中がヒクついておる」
サクルはことさら淫靡的に、リーンの耳元で囁いた。蜜窟の奥の襞がサクルを逃すまいと蠢く。彼はほんの少し眉を顰め、浅く呼吸を始めた。
それは、同じ興奮を分かち合っている証拠だった。
「サクルさま……愛しております」
「わかっている」
リーンは自分に向かって屈み込み、すぐそばにいるサクルの頬に手を添えた。
「お願いが……あ、あぁっ……あります」
持ち上げたリーンの脚をサクルは自分の肩に乗せ、再び律動を始めた。
少しは離れたが、まだ充分にサクルの顔に手が届く距離だ。
リーンは必死で手を伸ばし、
「サ……クルさま……嘘で構いません。どうか……愛していると言ってください」
「……」
サクルは無言で突き上げる。
「お願いです……私のことが少しでも好きなら……一度だけでいいのです、愛している、と」