砂漠の舟 ―狂王の花嫁―(第二部)
彼はおずおずと手を伸ばし、シャーヒーンの口もとを拭う。その手には白い液体がついていた。そして自分の口に持って行き……。
「やっぱり、マズイです……すみません、こんなモノをあなたの口の中に」
その仕草にシャーヒーンの心はどうしようもなく動かされた。
これまで、彼女を気遣ってくれた男などひとりもいなかった。半獣人、化け物に人の心などあるはずがない。そう言われて、何十人もの男がシャーヒーンの身体を玩具にした。
なのに、このアミーンはシャーヒーンを普通の女のようにいたわろうとする。
彼女はもう一度アミーンの下半身に触れた。
一度放出して萎えかかってはいるものの、まだまだ、興奮が冷めた様子ではない。シャーヒーンのしなやかな指に撫でられ、舌先が周囲をなぞった直後、瞬く間に復活を遂げる。
湯殿の床に座り込んだアミーンの上に、彼女はゆっくりとまたがった。
――じっとしていてね。すぐに動いてはダメよ。少し我慢して。
シャーヒーンの瞳で見つめられ、アミーンは彫像のように動かない。
「……シャーヒーンどの……よろしいのですか? 本当に、このようなことをし……てっ」
屹立した熱い高ぶりはスルスルとシャーヒーンの中に飲み込まれていく。今にも暴れだしそうなソレを調教するかのように、力を入れ過ぎず緩やかに締め上げる。
「あっ……はぁぅ……あぁ」
絶妙な動きにアミーンはされるがままだ。
置き場に困った彼の両手を掴まえ、シャーヒーンは自分の腰に置いた。
「やっぱり、マズイです……すみません、こんなモノをあなたの口の中に」
その仕草にシャーヒーンの心はどうしようもなく動かされた。
これまで、彼女を気遣ってくれた男などひとりもいなかった。半獣人、化け物に人の心などあるはずがない。そう言われて、何十人もの男がシャーヒーンの身体を玩具にした。
なのに、このアミーンはシャーヒーンを普通の女のようにいたわろうとする。
彼女はもう一度アミーンの下半身に触れた。
一度放出して萎えかかってはいるものの、まだまだ、興奮が冷めた様子ではない。シャーヒーンのしなやかな指に撫でられ、舌先が周囲をなぞった直後、瞬く間に復活を遂げる。
湯殿の床に座り込んだアミーンの上に、彼女はゆっくりとまたがった。
――じっとしていてね。すぐに動いてはダメよ。少し我慢して。
シャーヒーンの瞳で見つめられ、アミーンは彫像のように動かない。
「……シャーヒーンどの……よろしいのですか? 本当に、このようなことをし……てっ」
屹立した熱い高ぶりはスルスルとシャーヒーンの中に飲み込まれていく。今にも暴れだしそうなソレを調教するかのように、力を入れ過ぎず緩やかに締め上げる。
「あっ……はぁぅ……あぁ」
絶妙な動きにアミーンはされるがままだ。
置き場に困った彼の両手を掴まえ、シャーヒーンは自分の腰に置いた。