愛を教えて ―輪廻― (第一章 奈那子編)
奈那子の産む子供を愛する自信はある。

だが、太一郎には愛される自信が心もとない。


太一郎はベッドに座ったままの奈那子の隣に腰かけ、必死で言葉を探した。


「あの、さ。中はちょっと怖いんだ……だから、違う方法でお前の身体を愛していいか?」

「違う……方法?」


大きくなった奈那子の胸に、後ろからそっと触れる。

できる限り優しく丁寧に、壊れ物のように扱う。そのときにやっとわかったのだ。奈那子は太一郎を誘いたくて、ネグリジェの下に何も身につけていないということに。


「脱がしていいか? 寒くねぇか?」

「はい……大丈夫です」

「なんで下着なしなのか、聞いてもいいか?」

「だって……妊婦用のはブラもショーツも可愛くなくて……太一郎さんがその気になれないのかも、って思ったんです」


(……んなわけねぇだろ)


心の中で反論し、太一郎は奈那子を抱いて横になった。

そのまま、取り出した下半身の猛りを、彼女の内股に背後から押し込む。


「た、いちろう……さん」

「苦しいか?」

「いえ」

「これで動いていいか?」

「は……は、い」


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