Sweet Life〜先生と私〜
お代わりも平らげて満腹になった俺は、風呂に入ることにした。

「はい、これバスタオルだよ!!」

桃華が俺に愛くるしい笑顔でタオルを渡してくる。

「・・俺、もう我慢してらんねぇょ・・・。」

「え?なんか言った?」

「桃華、一緒に風呂入ろう?」

俺がそう言うと、桃華の不思議そうにしていた顔が真っ赤に染まった。

「んなっ!!何言ってんの」
「いいじゃん。・・・桃華は俺のこと嫌いなの?」

そう言って演技派の俺は桃華をもの寂しそうな顔で見つめた。

「うっ・・・分かった。」

ついに桃華は折れた。

桃華は俺には弱いからなぁ。

まぁ、俺も桃華には弱いけど・・・。
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