Sweet Life〜先生と私〜
次の日、桃華はいつもどおりに戻っていた。

「俊也?昨日はいきなりごめんなさい。・・・もうあんなこと言わないから」

そう言って桃華は少し恥ずかしそうに俯きながら俺に言ってきた。

昨日考えたことがまた俺の頭を埋め尽くす。

桃華が俺を信用して愛してくれるたび、悩みが深くなっていく。

正直俺自身も自分が何をしたいのか、どうしたらいいのかも分からないでいた。

「俺はお前だけをずっと愛してるから・・・。」

俺の、これから絶対に変わらない気持ちを正直に伝えた。

すると桃華は、とても柔らかい笑顔を俺に向けてきた。

これからどうするのが1番いいかはまだ分からない。

それでも、桃華の未来を出来る限り守ろうと決意した。
< 26 / 89 >

この作品をシェア

pagetop