Sweet Life〜先生と私〜
「俺は桃華が好きだな・・・」

「えっ!?」

またもやむせてしまった。

「俺、ホントに桃華が好きなんだよ?俺と付き合ってくれない?」

「ごめん。私、好きな人がいるから・・・。」

「誰?俺、そいつに勝てる自信あるよ?」

なんて自信満々な人なんだろう・・・。

強引な博人にたじたじな私を救ってくれたのは、授業開始のチャイムだった。

「あっ!!もぅ授業始まるよ?早く行かなきゃ!!じゃぁまた後でねっ」

私は一方的にそう告げると、急いで教室へ向かった。
< 32 / 89 >

この作品をシェア

pagetop