Sweet Life〜先生と私〜




予想通り、博人と桃華は全く同じ顔をしてこちらを向いた。


今なら肉まんがすっぽり入ってしまいそうだ。




「いや、本当のこと言うと今スグにでもぶん殴りたいよ。桃華に触れることだけでも許せないのに、襲っただと?ふざけんな」


俺がここまで言うと、博人はバツが悪そうな顔をしている。


まるで親に怒られた子供のようで、逆にこちらが気まずくなってしまった。


だが、この際だから全部言ってしまうことにしよう。


「だけど、桃華が傷ついていなければそれでいい。何か桃華が納得出来るような理由があったんだろ?」


俺がさとすような顔で2人を見ると、博人は驚きで目を見開き、桃華はなぜか涙目でこちらを見ていた。






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