ふたりのあさこ
すでに帰りたい気分。

アサコはこんな空間で、毎日何を考えて過ごしているんだろう。

私は喉が渇いた。緊張している。

辺り一面真っ白な壁に、手をついてひたすら歩くと、また機械音がして、今度は冷蔵庫などが表れた。

なんか私がしたい事を察してくれているかのよう。

冷蔵庫からオレンジジュースを取り出し、コップも一つ出して注いだ。

「食材はどこで調達するんだろ?」

私はここへ来て、色々な疑問が湧いてくる。

ジュースにしてもそうだけど、念じたらでてくる気がした。

実際はあり得ない事が、ここでは普通に起きている。




そのころのアサコと言うと……?
< 15 / 33 >

この作品をシェア

pagetop