★俺様プリンス☆

地図もらったから分かったことだけど



「私の家と近いじゃん!」



神谷くんの家は、私の家から数分で行ける距離。



「インターホン押すのに時間かかりすぎ・・・」



自分でも呆れた。
インターホンくらい、さっさと押せばいいのに。
それが出来ずに、玄関の前で固まってる私。



「何もしないほうが、断然怪しく思われちゃうよぉ」


若干涙目になりながら、押す覚悟を決めた。
別に、押したら怪獣が出てくるとかじゃないんだから。
平常心、平常心。



「えいっ」



----ピーンポーン



ついに押した。
< 27 / 59 >

この作品をシェア

pagetop