★俺様プリンス☆
地図もらったから分かったことだけど
「私の家と近いじゃん!」
神谷くんの家は、私の家から数分で行ける距離。
「インターホン押すのに時間かかりすぎ・・・」
自分でも呆れた。
インターホンくらい、さっさと押せばいいのに。
それが出来ずに、玄関の前で固まってる私。
「何もしないほうが、断然怪しく思われちゃうよぉ」
若干涙目になりながら、押す覚悟を決めた。
別に、押したら怪獣が出てくるとかじゃないんだから。
平常心、平常心。
「えいっ」
----ピーンポーン
ついに押した。