★俺様プリンス☆
「二階の一番奥・・・ここだ」
ドアを開けようとした・・・けどやっぱり無理ぃー!
だって男子の部屋なんて入ったことないし。
ドアノブを握ってる手が、震えてきた・・・。
「どうしよう・・・」
困ってると、誰かが階段を上がってくる音がした。
誰かとは、まぎれもなく神谷くんで・・・。
「・・・なにしてんの?」
ほらきたー!
やっぱ想像してたのと同じ言葉。
「いや、あの、その・・・」
「・・・?」
「だって・・・二人きり・・・でしょ?」
「・・・なるほど。あのさ、別になんもしないから」
そう言って、ため息をつきながらドアを開けた。