★俺様プリンス☆
LOVE2
王子様と放課後
---次の日
全然、寝れなかった。
鏡で自分の顔を見てみると、目の下にクマが。
「あぁ~。やってしまった」
落ち込みながら学校へ到着。
教室に入ると、なぜか神谷くんが私の席に座ってる。
「あの、どいてくれません?」
幸い女子が周りにいなかったから、声をかけることができた。
「・・・やだ」
「やだじゃなくて・・・」
「キスしてくれたらどいてあげる」
あの・・・。
あなたはキス魔ですか??
というか、教室でできるわけないでしょ!!
「いやです」
「・・・・」
無言になった神谷くん。
当の本人は口をプクーっとふくらませている。
そんなことしたって、かわいくなんか・・・かわいくなんか・・・
「やっぱかわいい!!」
気づけば大声でそんなことを言っていた。
当然みんな私に注目している。