★俺様プリンス☆
学校からちょっと歩いたところに公園がある。
ひとまず、そこで休むと言い出した。
まぁ、確かに今は7月。
猛暑ということもあり、出かけるのは気がひけるほど。
「ここで待ってろ」
私はその公園のベンチに座らされ、待つことに。
少しして、神谷くんが戻ってきた。
「ほら」
そう言って渡されたのは、冷たい缶ジュース。
「ありがとう」
「・・・別に」
そのときちょっとだけ、神谷くんの頬が赤くなったのを私は見てしまった。