★俺様プリンス☆
「私、あれ乗りたい・・・かも」
指さしたのは、あれ。
---観覧車
神谷くんはわかったみたいで・・・
「マジで・・・」
「うん。あっ、でも嫌ならいい・・・よ」
この観覧車にはジンクスがある。
観覧車に好きな人と一緒に乗れば、結ばれるという。
神谷くんはジンクス、知ってるのかな?
「・・・別に乗るだけなら」
「ありがとうっ!!」
やった~!!
心がピンクだよぉー。
いや、意味わかんないけど・・・。
とにかく、嬉しい!
私は心を弾ませながら、乗り場に向かう。
神谷くんは後ろをダルそうについてきてる。
---この恋、叶うといいな。
なんてのんきに思ってた。
このときは。