─激愛─
高校に入学した私、小木 凜は本当のお父さんがいない。






小木っていう名前はお母さんと結婚した今のお父さんの名字で、本当の私の名字は分からないんだ。






だから、私は小木って呼ばれるのがすごく嫌い。







お父さんは、お母さんにたくさんの暴力をふるから…。







だからか、私が安心していられるのは昔から学校だけだった。







「凜!体育館に移動だってさー。」







そう、佳織に言われて私達は慌ててクラスの列に加わった。 
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