─激愛─
「凜、このことはくれぐれも秘密にな…。」







そういって、私の背中に手を回して抱きしめてくれる先生から爽やかな「アジサイ」の匂いがした。







「はい…。」







私は先生を抱きしめ返した。







こんな幸せな時がずっと続けばいいな…、なんて思ってしまったんだ。







「送ってくよ。」







「あ、はい!」







そう言い、私の荷物を自分からすすんで持ってくれた。
  
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